漫画・小説・演劇・ドラマ、ジャンルも媒体も男も女も関係なく、腐った可愛そうな頭の人間が雑多に書き散らすネタ帳です。 ていうかあれだ。サイトに載せる前の繋ぎみたいな。
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小話@火村とにょたりすとアリスの友達。
火村君、若白髪多いね。
そんな失礼なセリフを吐き出した女は、食堂の人混みの中にアリスを見つけてこっち、こっち、と手を振った。
心クラシック
一人ぼっちで飯食うとる奴探しててんけど、居らんからもう食べ終わったんかと思うたわ。
言いながら、女の横、火村の前に饂飩の載ったトレーを置いたアリスは、いただきますと手を合わせると割り箸を割った。
「二人で何話してたん?」
「うん? 火村君は若白髪が多いって話」
「そんな話する程仲良かったっけ?」
「んーん、一度も話したことなかった。アリスの友達やっとって良かったわー。火村君に話掛けれるし、周りの羨望の視線は気持ちええし」
「火村はブランドと違うで」
「わかっとるわ。ただな、タカビー女にとってのオトコはブランドと変わらんねやで」
「君はタカビー女なんか?」
「私? 私は、ブランドもんは好きやけど、火村君ゆうブランドは高値の花や」
「なん、てっきり彼氏と別れたんかと思うたやんか」
「阿呆、勝手に人のこと別れさすなや。……お、来た来たうちのブランド」
「あんなあ」
「アリス、ブランドもんはな、使い込まん方が高う売れるけど、使い込めば使い込む程自分の手に馴染むんやで」
そう簡単に手放したり出来なくなる。
もう、アリスへの恋心で火村の白髪が増えるか二人への恋心で私の頭が禿げ上がるか勝負だな。
そんな失礼なセリフを吐き出した女は、食堂の人混みの中にアリスを見つけてこっち、こっち、と手を振った。
心クラシック
一人ぼっちで飯食うとる奴探しててんけど、居らんからもう食べ終わったんかと思うたわ。
言いながら、女の横、火村の前に饂飩の載ったトレーを置いたアリスは、いただきますと手を合わせると割り箸を割った。
「二人で何話してたん?」
「うん? 火村君は若白髪が多いって話」
「そんな話する程仲良かったっけ?」
「んーん、一度も話したことなかった。アリスの友達やっとって良かったわー。火村君に話掛けれるし、周りの羨望の視線は気持ちええし」
「火村はブランドと違うで」
「わかっとるわ。ただな、タカビー女にとってのオトコはブランドと変わらんねやで」
「君はタカビー女なんか?」
「私? 私は、ブランドもんは好きやけど、火村君ゆうブランドは高値の花や」
「なん、てっきり彼氏と別れたんかと思うたやんか」
「阿呆、勝手に人のこと別れさすなや。……お、来た来たうちのブランド」
「あんなあ」
「アリス、ブランドもんはな、使い込まん方が高う売れるけど、使い込めば使い込む程自分の手に馴染むんやで」
そう簡単に手放したり出来なくなる。
もう、アリスへの恋心で火村の白髪が増えるか二人への恋心で私の頭が禿げ上がるか勝負だな。
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